ICT建機ICT建機レンタル

主な特徴とメリット

作業精度の向上

GNSS(全地球測位衛星システム)からの位置情報と3D設計データに基づき、バケットやブレードの高さ・角度が自動調整されるため、従来はオペレーターの経験に頼っていた作業の精度が向上します。

効率化と生産性向上

測量や丁張り(ちょうばり)設置などの従来の手間のかかる作業を削減し、施工記録や進捗管理の自動クラウド化により、現場全体の生産性が向上します。

コスト削減

高額な最新ICT建機を購入せずに済むため、初期導入費用を抑えられます。また、修理・メンテナンス・廃棄費用も不要です。

最新技術の導入

購入すれば高額になる最新のICT建機や特殊機械を、プロジェクトに応じて試用・導入できます。

ICT建機ご利用の一般的な流れ

[1] 3次元起工測量

・工事着手前に、UAV(ドローン)による空中写真測量や、地上型レーザースキャナー(TLS)などを用いて、工事開始前の現況地形の3次元データを短時間で面的に取得します。

[2] 3次元設計データ作成

・測量で得られた3次元データと設計図面に基づき、ICT建機が現場で使うための精密な3次元設計データ(LandXML等の形式)を作成します。

[3] ICT建機による施工


・作成した3次元設計データをICT建機(マシンコントロール・マシンガイダンス機能付き建設機械)に読み込ませます。
・GNSSアンテナ(GPS衛星位置情報など)やIMUセンサー(姿勢センサー)で、建機の現在位置と作業装置の傾きをリアルタイムに把握します。
・オペレーターは、モニター画面で「どこを施工すべきか」を視覚的に確認したり、機械が自動制御されたりすることで、丁張り(測量杭)がなくても設計通りに正確に施工できます。

[4] 3次元出来形管理等の施工管理


・施工後、再度UAV等で3次元測量を行い、設計データとの差分を確認することで、出来形管理を効率的に行います。これにより、従来のような書類作成の手間が削減されます。

[5] 3次元データの納品


・最終的に、測量データや施工管理データなどの3次元データを電子成果品として納品します。

これらの全プロセスを一貫してICT技術で繋ぐことで、建設現場全体の生産性向上、省力化、品質向上が実現されます。

ICT施工の事前打ち合わせについて

ICT建機による施工をご検討中の場合は、まずは弊社までお気軽にお問合せください。
ICT施工の流れや、工事内容やご依頼内容に即して、ご説明させていただきます。

ICT建機による施工の事前打ち合わせには、下記の情報をご用意いただけるようお願いしております。
ご不明な場合は、お気軽にお問合せください。

【事前打ち合わせに必要な情報】

  1. 工事名(正式名称)
  2. 発注者
  3. 受注者
  4. 工期
  5. 現場代理人氏名
  6. 監理技術者名
  7. 測量成果簿
  8. 発注図面
  9. 道路線形計算(必要な場合)



【基準点に関して】
・測量成果簿, 位置図の受領
 -測地系、(点名,X,Y,標高)、位置が分かるもの
・施工範囲を囲うような4点以上の工事基準点を確保(ローカライゼーション用)
・プリズム自動追尾型ICT建機の場合は、機械が立ち入る範囲から100m以内かつ障害物等無く、視準可能な工事基準点を用意する